お客様の声

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※個人の感想です。

「補聴器は私の家族」 軽井沢町 Y.S様

          

七歳の頃、大きな病院に行き、鼻から管を入れ呼吸をするように言われた頃から、耳について悩んできました。家族のいない私は、相談者もなく一人で悩み続けてきましたが、普通に会話はできるので、そのまま数年が経ち、忘れていました。駐留軍基地内に就職し、寮生活でも不自由は感じられませんでした。しかし外国人との生活は初めての経験です。家族同様に過ごし、料理、洗濯、掃除など主婦の代理をするうち、次第に言葉も覚え数年を過ごしましたあるとき、ご主人から、

「あなた耳が遠いね」

と言われました。日常は会話がないのですが、お客様接待の折、食事を運ぶ時などに聞き取れません。自分では一生懸命のつもりでも、相手に伝わらねば努力が足りません。ご主人から今は補聴器があるから、試してみてはと教わり、二十三歳頃、初めて補聴器を買い求めました。それはよく聞こえたのには驚きました。注意書きを読み、入浴、寝るときは扱いに気をつけました。私は中耳炎だったので病院へ行き中耳炎についての説明も聞き、自分で耳をいじらないように注意を受け、気をつけました。普通に会話ができるので、難聴は誰にも気付かれず、逆に自分の苦しみを誰にもわかってもらえませんでした。

 

基地をやめ軽井沢に帰り、新しい職場の社食に勤務。病院にも何回となく通院する日々。長野補聴器センターの相談会で、障害者手帳のことを聞き、役場で手続きをすると、障害者手帳を持つことができました。今まで使用の補聴器は、年齢と共に耳に合わなくなってきたと言われ、新しい補聴器を購入。手帳のことや、補聴器の交付のことを教えていただき、今迄の不安がなくなりました。

 

耳にことは一人で悩んできましたが、今は長野補聴器センターの皆さんに相談することができます。補聴器は私にとって家族同様、なくてはならない大切なものです。これからも、仲良く付き合っていきたいと思います。

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