お客様の声

お客様の声

※個人の感想です。

「補聴器と私」 千曲市 M.Y様

           

テレビの音が大きすぎはしないか?

 

ご近所の迷惑になっているのでは?

 

家人からそんな声がかかるようになったのは、相当以前からのことでありましたが、別に気にとめもせず、その時は音を小さくしたり、そのままで平気でいたりで過ごしていましたが、そのうちに、ドラマの筋やニュースの内容に気にかかるところが生じるようになったりして、聴力に不安を覚えるようになってきました。問題はテレビの音の大小とか、相手の声の大小とかではなく、自らの聴力の問題として、心配になってきたのでありました。

 

これは耳鼻科での正確な検査の必要があるなと感じ、病院をたずねて聴力検査をして頂きました。その結果はやはり心配の老人性の難聴であると診断され、補聴器のご厄介になることを勧められたのであります。その気になって看護師さんに、補聴器について意見をお聞きしていたところ、長野補聴器センターの職員の方が見えられて、専門的な立場からの説明を聞くことができたのでありました。

 

私は補聴器の必要性を痛感することができましたので、翌日補聴器センターを訪ねて、補聴器を作成するにあたっての詳細な測定を依頼すると共に、耳穴型を注文することにいたしました。

 

作成完了の知らせをうけ、とるものもとりあえずセンターへ直行して、希望の補聴器を装用することができたのであります。

 

その時の感触はあの小さなかわいい補聴器から、いきなりとび込んでくる周囲の人の大きな声、器物のふれ合う音、自ら補聴器に触れてみたい衝動、それらがいっしょになって、大げさに表現すれば補聴器の中の自分か、自分の中の補聴器かといった感じでありました。

 

その後何度かセンターを訪ねては、雑音の始末、ボリュームの高低等について指導を受けだんだん慣れて、今では自分の分身として補聴器との生活を楽しんでいられるようになってきました。

 

最後に私の経験から一言要望を申し上げれば、補聴器を装用する始めにあたり、一通りの説明・練習に時間をかけることは勿論、指導をねんごろにしていただくことが必要であるということと、問題が生じた場合、問題の内容とその理由についてわかりやすい説明をお願いしたいということであります。

 

幸い長野補聴器センターでは、三ヶ月に一度程度、近くの会場で、相談会と称してアフターケアをしていただいておりますが、これは大変ありがたく有効であると思います。

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